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ネタバレ感想 短編映画「動物園のふたり」 と舞台挨拶

オンライン配信で視聴。

ざっくり感想。

 

動物園のシーンからはじまり、山田(花音さん)に話しかけるノタニ(安済さん)。初対面でいきなり話しかけるの?って思ったら違った。回想シーンでした。

 

主題歌が良い感じ。からの冒頭の動物園のシーンから続き。回想じゃなくて出会ってそこそこ経ったとこから映画ははじまってるみたい。

そっから自然に出会い編の回想。

駄菓子屋?のお店の前にあるレトロゲームに没頭する山田。山田に話しかけるノタニ。

とにかく会話が自然。無理やり出合わせたって感じじゃなくて、見やすい。

ゲームで当たり出した時の裏面からの撮影にこだわりを感じた。

 

家に上がり込んで、2人で生活して場面がコロコロ変わるんだけど、まぁ見やすい。

 

「強そうっていうよりも、ふっと消えてしまいそうに思えた」っていう山田の台詞や、「山田にとっての普通はわたしにとっての特別」「嘘ばっかりついてると人の嘘には敏感になるんだよ」っていうノタニの台詞。

私にぶっ刺さる印象的なセリフが多かったですね・・・

 

陽気で自由なお姉さんなのにどこか儚そうっていうか消えそうなノタニと、これからの人生どうしようって色々生きずまってるけどまだまだ人生やり直せそうな山田っていう。

私が好きそうな女×女のお話。

 

ノタニが山田にキスしていいかとか、結婚しようって言うんだけど、あれ山田が成人するまで我慢してたのかな。ただのたわむれか。

女性の自◯現場とか、後半どんどん話が不穏になってきて、後味最悪って感じじゃないんですけど、ノタニが◯◯◯明になるので良かったなぁって感じでもなく。

ああ、やっぱり・・・って終わり。

山田に電話がかかってきてたのでワンチャン、ノタニかな?

観終わった後の余韻は凄いですね・・・。

 

原作のイラストを使っていたり、2人の会話シーンで背景に像をスクリーンで映し出してたり、撮り方や演出も良かったんですよ!

 

主題歌の「旅路」も映画に合ってて良いです

www.youtube.com

 

 

リコリコの3話、7話、10話と脚本担当した枦山大さんも宣伝されてました。

千束の強いけど儚くて死にそう感と、それに感化されるたきなが好きな人は、たぶん「動物園のふたり」けっこう好きだと思う。

千束と違ってノタニの罪な女度がかなり高いので感情移入しすぎる人は注意(´-ω-`)

 

舞台挨拶が見れる

ありがとう。福井映画祭。

モデルの花音さんと並べるスタイルの安済知佳さんなんなん?_(:3」∠)_

 

以下さらっと文字起こし

 

佐野監督「映画のクレジット表記は演出なんですけど、監督を務めました佐野と申します。久々に見返したんですけど、色々と思うことがあって。本日はお越しいただきありがとうございます。」

 

花音「はじめまして、山田役をやらせていただきました花音です。本日はお越しいただきありがとうございました。よろしくお願いします。」

 

安済「ノタニ役を演じさせていただきました安済知佳と申します。ご来場いただきまして、そして配信をご覧の皆様、ありがとうございます。今日はよろしくお願いいたします。」

 

司会「原案という表記もありますが、この企画どうやって始まったんでしょうか」

 

監督「もともと、自分の通っていた大学院に助成金が出るシステムがありまして、それで何か作ってみようという企画からスタートさせて、たまたま知人の書いていた作品があったのでそれを、30分くらいだったらこの規模感で出来るな?とお借りして製作したのが作品になります。」

 

司会「Dolce.(ドルチェ)さんという漫画が原作になるんですね」

 

監督「そうですね。」

 

司会「Dolce.さんの漫画は短編になるんですか?」

 

監督「そうですね。短い短編の話になります。」

 

司会「そこから映画にするためには、脚本に落とし込む段階で色々とどんな風にされていたんですか?」

 

監督「かなりというか、実は原案の、原作って表記していないのもそのせいもあって、映像化するにあたってかなり原作を脚色させていただいて。もともとこう自分が作品を作る時に、もちろん演者さんだったり、場所?ロケ地からここを撮りたいと逆算して、話を作るので、ココとココとこの場所を撮りたいからこの話を作って、この話はここで言わせて、みたいな。ちょっとこう、逆から作っていったみたいなところがあるので、だいぶ好き勝手というか(原案から)いじらせてもらったので、ありがとうございます。(画面に向かって)」

 

司会「このセリフは言わせたいけど、このロケーションも使いたいからここでやっちゃおうみたいな」

 

監督「そうですね。だいぶ」

 

司会「その中でキャスティングも重要だと思うんですが、お2人をどういう経緯で、この2人に決まったのかなっという」

 

監督「もともと自分の友人で監督をやってる人がいて、(主演二人が)avexさんの所属なんですけど、avexさんからご提案、沢山の書類をいただいて。延べ人数だと250人くらいの応募があったんですけど、やっぱりノタニが難しい役どころだったんで、安済さんに実際に来ていただいて、演じていただいたのがやっぱり一番こう寸景(すんけい)にハマってて。そこから山田役の配役を考えてて、山田も対面のオーディションで30人くらい見させてもらったんですけど、原案の方が割と影のある役なので、そっちにもってこうかなって考えてたんですけど、影のある話より、実際に見てもらって予告編とだいぶ違うじゃないかっていう、そういうのも少しやりたい一環としてはあったので、お2人が並んだ時に華やかなので、ふわふわしてる感じにミスリードさせたいって感じもあって、中でも楽しい山田を花音さんが演じていただいたので、そういうキャスティングになりました。」

 

司会「安済さんは声優として活動されてますよね?」

 

安済「そうですね」

 

司会「普段僕たちも普通に見ている作品にもたくさん出てらっしゃる・・・」

 

安済「あーどうでしょう(笑)ちょっと福井に流れてるアニメに(笑)少ないんでね。(福井で放送するアニメが)」

 

司会「福井にあります。調べたところ(笑)」

 

安済「それはありがとうございます(笑)」

 

司会「安済さん実は福井県出身」

 

安済「あ、そうなんです」

 

司会「ということで、お帰りなさい。」

 

安済「ありがとうございます。ただいま帰りました(福井弁?)」

 

司会「ありがとうございます(笑)それだけで親近感がわいてしまうんですけど、声優さんとしてご活動されていますけども、映像に出るって言うのは経験はおアリだったんでしょうか。」

 

安済「映像自体は、昔出演していたアニメ作品(クズの本懐)の実写ドラマ化の時にコラボレーションとして私もドラマにワンシーンだけ出させていただくっていう機会があったんですけれども、こうやってメインでがっつり役名もあって、演じさせていただく実写っていうのははじめての経験で。すごく楽しくて、良い経験になりましたし、勉強にもなりました」

 

司会「声のお仕事と実際の映像で、自分の肉体を使ってだと、だいぶ違いましたか?」

 

安済「全然違いますね。私たち声優はたいてい画面とマイクがあってお芝居をしていくんですけれども、実写はやっぱり物があるじゃないですか、まずそれが感動というか。ごはんも普段声優は食べるシーンも食べてる風に口の中を、技術でやるってなるんですけど、なかなか実際に食べながらっていうのは。あるにはるんですけど、(ほとんど)ないんですよ。食べながらほんとにやれるとか、あとは、寝てる姿勢での発声って変わるじゃないですか。それってマイク前だと結構難しくて、技術を要したりとかあるんですけど、(実写だと)ただ寝てれば(寝てる時の声が)出るとか。本当に実物があるっていう感動がありましたね。あと、ほんとたくさんのスタッフさんが、ワンシーンを撮る時に、照明さんもですけど、音響さん、そのチームそれぞれが色んな形で、その場で作れてる感覚がるといいますか。アニメーションだと絵を描く方々にお会いできなかったりするので、そのチーム感だったりもすごく楽しくて。あとやっぱりそうですね、美しいお顔(花音さん)を見ながら(笑)。演じるのが、ドキドキしつつも嬉しくもあり。そういう意味でも本当に貴重な経験をさせていただきました。」

 

司会「花音さんも映像作品には、かなり出てらっしゃる」

 

花音「いや、私もこうやってメインで出演させていただくのははじめてです。」

 

司会「わりとはじめてに近い二人のお芝居だったわけですけども、どうでしたか?山田の役をやるにあたって」

 

花音「そうですね。最初に台本をもらった時は、山田は暗いキャラクターなのかなと思っていたんですけど、オーディションの時に明るくやってみてほしいと言われて、明るいパターンがあるんだっていうのがかなりびっくりして。私自身、山田は凄く苦戦して、迷いながらやってしまったところもあって、最初は目標もないというか、仕事もしてなくて、人生に目標がない、生きがいとかもない中でノタニさんに出会って沖縄に行きたいっていう願望が生じるようになったりとか、山田自身の成長を意識しながら演じさせていただきました。」

 

司会「安済さんとお芝居してみていかがでしたか」

 

花音「そうですね、凄く安済さんとやっていて嬉しかったことがあって、最後の方のシーンで安済さんが撮る前に、『実際に目の前に人がいてやるのって良いね』って言ってたんですよ。覚えてるのかわからないですけど(笑)」

 

安済「言ってそう(笑)」

 

花音「言ってて、それが笑いながらとかじゃなくて、本当に心の底から言っていて、それを聞いただけで私は泣きそうになってしまって」

 

安済「なんで!?(今日1の大声)。そうだったんだ」

 

花音「こうして安済さんとやることも嬉しかったですし、そう言っていただけたのも嬉しかったですね。ご一緒できて本当に光栄です」

 

安済「こちらこそ幸せでした」

 

花音「いえいえ(笑)」

 

司会「お一人ずつ今後の活動予定とかありましたら」

 

監督「一応来年を一般公開にと考えております。今日見てもらったのとはまたちょっと違ったことだったり、少し仕掛けをしているので、お楽しみいただけたらなと思っています。ありがとうございました。」

 

安済「私はそうですね、SNSやっているので声優の活動はそちらで見ていただければなと(笑)見ていただかなくても大丈夫なんですけども(笑)」

 

花音「(笑)」

 

安済「それより何より、こうしてしっかりメインで挑戦させてもらえて実写の、この短編映画が佐野さんだったり、本当にたくさんの方の力でものすごく素敵な作品になっていてそれが、個人的な話で申し訳ないんですけども、福井県出身の地で映画祭で上映されたっていうのが本当に私の人生でも歴史に残るといいますか、本当に幸せな機会に恵まれまして、本当に幸せだなと思っております。今回の配信で興味を持たれましたら、ぜひ(来年の)公開もその場所に来て観ていただけたら、嬉しいです。ありがとうございました。」

 

花音「わたしも各SNS(笑)。見ていただけたらと思います。本当にこの作品に携わることが、出来たのが嬉しいですし、それこそまた映画館とかで上映された時にも、見ていただきたいなって思います!ありがとうございました。」

 

観客賞おめでとうございます